ジョン・ハム-マッドメンのイケメン男の下積み時代

マッドメン(Mad Men)というアメリカのドラマをご存知ですか?日本でもDVDがでています。

1960年代ニューヨークの大手広告代理店で、男たちが幅を利かせる派手な企業社会を舞台にしたドラマです。当時の社会は未だ男尊女卑や人種差別が根強く、そのような社会情勢を反映した様子が描かれています。

マッドメンの主役イケイケの広告代理店マンDon Draperを演じるのがジョン・ハム。男なら誰しもこんなルックスに生まれたかったと思うくらいのイケメンです。オールバックで煙草をくゆらす姿は、彼以上スーツが似合う男前がいるのかと思うくらい。

こんなイケメンならさぞかし人生楽だろうなと思いますが、俳優として有名になるまでには相当な苦労をしたそうです。その一つ目のエピソードがこちら。(動画は2:55から始まります)

1994年から1995年頃にLAに移り住んでから3、4年間は仕事がなく、ウェイターをしたりバーテンダーをしていたそう。

“I gave myself to the age of 30, I figured, if that didn’t happen by then, then I guess the market had spoken, and I would slink back to the Midwest.”

「30歳までに成功しなかったら、それはもうおれはダメだということだ、とあきらめてこっそり中西部に戻るつもりだった。」

マッドメンの役を射止めたときも、テレビ局は有名な俳優を期待していたため、7,8回はオーディションを受けたということです。

そして次の二つ目の動画では、お金が無くて駐車違反の罰金を払えずに車を没収されてしまったエピソードも。

セントルイスから、車(86年式トヨタカローラ)でLAにやってきて移り住んだ後、駐車違反の切符をため込んだものの仕事も金も無く、罰金を払えないでいると、ロサンゼルス市に車を没収されてしまったのだとか。

それからは、行き先の近くまでバスで移動し、そこからはローラーブレードで移動していたそうです。

どんなに一見ルックスに恵まれていても、そういう人が集まればは巨万といるわけで、名を上げるには人知れず苦労をしているんだなと感心させられます。

また、途中で、ロサンゼルスの公共交通機関はすばらしい、と皮肉たっぷりにカメラを見つめる表情から、マッドメンのドンのクールな性格とは正反対の、彼のユーモアたっぷりの楽しい性格がよくわかります。

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