地方へ出張した高額交通費を政務調査費から約300万円を支出し、その釈明会見で号泣して話題となった野々村竜太郎兵庫県議。これは珍しいということで、海外の多くのメディアでも取り上げられました。
こちらで以前紹介したアメリカのインターネット政治評論チャネル”The Young Turks” でも、”One Japangry Man” として取り上げられました。
まず、高額交通費については、アメリカの政治家に比べたら何と質素なことかと、自国の政治家を皮肉っています。
“Our politicians steal millions. This guy only stole 29,000 dollars. … He spent money over 195 trips. … That’s actually frugal. I would almost let the guy go. Compared to the corruption in the US, this is no big deal, and he is clearly upset about it.”
「我々の政治家は何億円という額を盗む。こいつはたったの300万円。…195回の出張で… これは、実際は質素ですよ。俺は殆ど許しちゃうね。 アメリカの腐敗に比べたら微々たるものだし、それに明らかに彼は傷ついているしね。」
後は彼の号泣についてですが、政治の話題というより、笑いのネタという感じです。向かって左側の女性コメンテーターのアナさんは野々村県議に同情的です。一方で男性コメンテーターのジェンクさんは手厳しいコメント。
Ana: I give him a little bit of credit for being courageous enough to wear his heart on his sleeves to really express himself and not be afraid of certain gender expectations.”
アナ： 「私は、男性がそのように振舞うべきではないという考えを物ともせず、感情を表に出して本当の自分を表現したという点については、彼の事を少しだけ褒めたいと思います。」
Cenk: “Or any expectations.”
ジェンク:「(男性に限らず) 誰でもそのように振舞うべきではないけどね。」
Cenk: “I’m in the ‘That dude is the mentally unstable’ camp. And there’s no way he should represent anyone. He can barely represent himself.
ジェンク:「私は “こいつは精神的に不安定だ” 派だね。彼は誰の代表もすべきではないよ。殆ど自分自身すら代表できていないんだから。」
Ana: “Maybe he’s had a hard day, maybe he’s got into a fight with his wife”
アナ:「ついてない日だったのかもよ。奥さんとケンカしたのかも。」
Cenk: “But if that’s how he reacts to a hard day, let’s say Japan and China get into some territorial water issues, and, they are like ‘Hey how are you going to handle this’, and he’s like ‘!@#$@%’. I can’t have this guy in the office, that’s crazy. You’ve got to go son, you’ve got to go”
ジェンク:「でも、これがついてない日に対するリアクションだったら、例えば日本と中国が領土問題で事件になったときに、彼がどう対処するかと迫られたら、”!@#$@%” ってなるだろ。 やっぱりこいつは議員任せられない。 辞任しなきゃいけないよ。」